57歳、はじめてのKindle。経験をカタチにした8日間。Claude Codeと共に1冊完成させるまで。

AIで思考を整える

昨年の年末に「今年やりたいこと」を書いた紙、いま手元にありますか。

私は、書いたこと自体を忘れていました。

 

その紙に「本を出す」と書いてあるのを見つけたのが、今年の9月です。

そこから書き始めて、9月16日に着手、9月23日に提出。

1冊目のKindle『50代AIド素人のための、覚えなくていいAI完全ガイド』が、9月27日に出ます。

 

無料のClaudeでもツールが作れる手順も書きました。

ドがつくような素人さんでもAIは味方にできる!

 

書き上げるまでの日数だけ見ると8日ですが、「AIを使えば8日で本が書ける」という話ではありません。

 

実際にやってみて分かったのは、書く作業より、決める作業のほうがずっと多かった、ということです。

 

 

忘れていた目標を見つけたのは、自分で作った道具の画面

8月から9月にかけて、私は毎年おかしくなります。

 

このままでいいのか、これから何をしていくのか。

そこを考えないと、次の仕事に手がつかない。

 

今年もその状態になって、ふと気づきました。

私、毎年この時期に同じ気持ちになっている。

 

一緒に仕事をしている女性たちに聞いてみたら、同じことを感じている人がいました。

 

星や月の動きに、けっこう影響を受けているんだなと実感しました。

 

だったら、この時期に自分の人生を考える、と決めてしまえばいい。

 

毎年の恒例にしておけば、8月に慌てずにすみます。

 

 

そう思って、新月の日に、自分用の道具を作りました。

 

いまの年齢と、何歳まで生きると決めたか、人生の最後に言いたいセリフを書いていくと、これから何をするかをAIが順番に返してくれるものです。

 

返ってきた文章の中に、こんな一節がありました。

 

本・教材・動画・ツールで、これからの女性に役立つものを残している。

その本を読んだ方から、こう届く。

「ヒトミさんの本を読んで、もう一回やってみようと思いました」

あら、私もまだ役に立つじゃん。

 

そう思った次の瞬間に、気づきました。じゃあ、本を書いていないと、この場面は果たせないじゃん。

 

さらに過去をさかのぼると、昨年末に立てた目標の中に「本を出す」と書いてありました。

すっかり忘れていた自分の気持ちの、再発掘です。

 

だったら、さっさとやり遂げないと。

 

 

最初の2日は本文ゼロ、Amazonのリサーチだけ

最初の2日は、1行も本文を書いていません。

やったのは、Amazonで同じような本がどれだけ出ているかを見ることでした。

 

50〜60代向けのAI入門書は、もうたくさんあります。

AIで作った本も並んでいます。

その中で、私が書く意味があるのはどこかを探しました。

 

見つけた答えは「操作を覚えなくても、AIに送る文(プロンプト)の中身が分かればいい」という一点でした。

私自身が、使い方の講座に通っていないからです。

 

2022年、ChatGPTが出始めたころに、何ができるのかを聞きにセミナーへ1回行ったきり。

あとは実際に使ってみて、「こんなことに使えるかな?」と試しながらでした。

 

道具を作り始めたのも、今年の7月です。

コードが書けるAIが出たと聞いても、私はHTMLが精一杯なので「関係ない」と思っていました。

 

それが、7月にフェイブル5というモードで「かなり賢いものが使えるようになる」とYouTubeで見て、どれだけ賢いのか試したくなったのです。

 

必要なことはYouTubeで調べました。

そのとき頭にあったのが、知り合いがLINEスタンプの申請前にやっている作業でした。

 

画像を1枚ずつ切り分けて、背景を透明にして、大きさをそろえる。

何時間もかかる作業です。

 

Canvaがない時代は、Illustratorなどのグラフィックソフトじゃなきゃ作れなかったけどね。

いい時代です。

これを楽にできないかと話しながら進めたら、その場で道具ができました。

 

それから「こういうのがあったらいいな」と思うたびに作るようになって、いまは毎日のように、自分の仕事の道具をAIと一緒に作っています。

 

 

AIに書かせた部分と、自分で書いた部分

本文の下書きの9割は、AIに書いてもらいました。

ここは正直に書いておきます。

ただ、AIが書けるのは「よくある言い方」までです。

 

私が仕事の上て質問を受けた方が何につまずくのか、私が何にイラっとしたのか、どの画面でやめてしまったのか。

 

それはAIには分かりません。

 

そこで、こうしました。

 

・無料で使えるAI(本の中ではClaudeを使っています)を実際に開いて、本に書く手順を自分で全部やってみる

・返ってきた文や画面を、そのまま本に載せる

・下書きに、自分が言いそうにない言葉が混じっていたら、全部書き直す

 

たとえば本の中には、AIが返してきた絵文字だらけの告知文が、そのまま載っています。

「少人数制でアットホームな雰囲気」という、私が一言も言っていない文が入っていた画面です。

うまくいった例だけを並べても、読む人の役には立たないですよね。

 

こういう時はこう答えればいいよ!という言葉集も入れました。

質問するのになんていえばいいかわからない。

 

そう、言語化するのが難しいんだよね…

でも秘策があるんです!それは、…

 

というようなことも書かれています。

 

 

書き上がったのは約7万字です。

 

中心にあるのは、自分で試した記録と、AIとの実際のやり取りをそのまま載せた部分でした。

 

 

タイトルは3回、表紙はAIのイラストごとボツ

タイトルは、最初は「ド素人の50代のための、」でした。

 

でも、これでは何のド素人か分かりません。

「AIのド素人の50代のための、」にしたら、今度は「の」が続きすぎる。

最後に「50代AIド素人のための、」に落ち着きました。

 

 

表紙も、最初はAIで作った女性のイラストが大きく入っていました。

 

見た瞬間に「AIで作りました感が強い」と思ってやめました。

いまの表紙には、読む前の人の独り言が3つ並んでいます。

 

「AIって、何て聞けばいいの?」
「頼んだのに、思ってたのと違う答えが返ってきた」
「この年から覚えるのは、もう無理」

 

この3つは、私がこれまで、何人もの方から聞いてきた言葉です。

そして、Canvaで整えました。

 

 

AIが速くしたのは、手を動かす部分だけ

AIを使えば、たしかに速く書けます。

けれども、速くなったのは「手を動かす部分」だけでした。

 

誰に向けて書くのか。

何を書かないのか。

どの体験を出して、どの体験は出さないのか。

 

ここは、最後まで自分で決めるしかありませんでした。

 

自分が経験してきたことを書いていくから、1ミリも整合性が合わないってことがあったら気持ちが悪いので。

そこが違ったら価値がないものを世に出すことになる。

 

1日に何十回も「これでいいのか」と考えて、そのたびに書き直しています。

 

「AIで簡単に本が量産できます」とは、私には言えません。

本当に大変な作業です。

 

手を動かす部分をAIに渡して、決める部分に自分の時間を使う。

 

その分け方が分かったことが、いちばんの収穫でした。

 

 

そしてこれは、本を書くときだけの話ではありません。

 

毎月の告知文も、申込みへの返信も、同じ分け方でできます。

 

8日で1冊書けたのは、決める材料が私の中にあったからです。

あなたの仕事の材料も、もう手元にあります。

 

 

昨年末に書いたきり忘れている目標があるなら、今日ひとつだけ、期限を決めてみてください。

私の場合は、それが9月27日でした。

 

 

『50代AIド素人のための、覚えなくていいAI完全ガイド』

2026年9月27日発売/1,250円/Kindle Unlimited(読み放題)対象

※読み放題に入っている方は、追加の料金なしで読めます。
(予約のリンクは、審査が終わりしだいここに追記します)

 

 

発売のお知らせは、公式LINEからもお送りします。

 

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