昨年の年末に「今年やりたいこと」を書いた紙、いま手元にありますか。
私は、書いたこと自体を忘れていました。
ファイルの整理をしていたら、メルマガの原稿を見つけて、そこに「本を出す」と書いてあるのを見つけたのが、今年の9月です。
ノートを改めて見てみたら、やっぱり書いてありました。
それを確かめてから、よし!やるぞ!と書き始めて、9月16日に着手、9月23日に提出。
1冊目のKindle『50代AIド素人のための、覚えなくていいAI完全ガイド』が、9月27日に出ます。
無料のClaudeでもツールが作れる手順も書きました。
ドがつくような素人さんでもAIは味方にできる!
書き上げるまでの日数だけ見ると8日ですが、「AIを使えば8日で本が書ける」という話ではありません。
実際にやってみて分かったのは、書く作業より、決める作業のほうがずっと多かった、ということです。
忘れていた目標を見つけたのは、自分で作った道具の画面
8月から9月にかけて、私は毎年おかしくなります。
おかしく…というか、モヤモヤというか、連日しんどい。
私って、このままでいいの?
これから何をしていくの?
このままで後悔ない?
そこを考えないと、次の仕事に手がつかない。
今年もその状態になって、ふと気づきました。
私、毎年この時期に同じ気持ちになっている。
一緒に仕事をしている女性たちに聞いてみたら、同じことを感じている人がいました。
星や月の動きに、けっこう影響を受けているんだなと実感しました。
だったら、この時期に自分の人生を考える、と決めてしまえばいい。
毎年の恒例にしておけば、8月に慌てずにすみます。
そう思って、新月の日に、自分用の道具を作りました。
いまの年齢と、何歳まで生きると決めたか、人生の最後に言いたいセリフを書いていくと、これから何をするかをAIが順番に返してくれるものです。
あ~、スッキリ!
ざわざわしている時に、簡単な質問に答えていくだけで、めっちゃスッキリする!
いいもの作っちゃったわ~ってマジで思って。
で、返ってきた文章の中に、こんな一節がありました。
本・教材・動画・ツールで、これからの女性に役立つものを残している。
その本を読んだ方から、こう届く。
「ヒトミさんの本を読んで、もう一回やってみようと思いました」
あら、私もまだ役に立つじゃん。


それを見た瞬間に、気づきました。
あれ?じゃあ、本を書いていないと、この場面は果たせないじゃん。
さらに過去をさかのぼると、昨年末に立てた目標の中に「本を出す」と書いてありました。
すっかり忘れていた自分の気持ちの、再発掘です。
だったら、さっさとやり遂げないと。
最初の2日は本文ゼロ、Amazonのリサーチだけ
最初の2日は、1行も本文を書いていません。
やったのは、Amazonで同じような本がどれだけ出ているかを見ることでした。
50〜60代向けのAI入門書は、もうたくさんあります。
AIで作った本も並んでいます。
その中で、私が書く意味があるのはどこかを探しました。
見つけた答えは「操作を覚えなくても、AIに送る文(プロンプト)の中身が分かればいい」という一点でした。
私自身が、使い方の講座に通っていないからです。
2022年、ChatGPTが出始めたころに、何ができるのかを聞きにセミナーへ1回行ったきり。
あとは実際に使ってみて、「こんなことに使えるかな?」と試しながらでした。
道具を作り始めたのも、今年の7月です。
コードが書けるAIが出たと聞いても、私はHTMLが精一杯なので「関係ない」と思っていました。
それが、7月にフェイブル5というモードで「かなり賢いものが使えるようになる」とYouTubeで見て、どれだけ賢いのか試したくなったのです。
必要なことはYouTubeで調べました。
そのとき頭にあったのが、知り合いがLINEスタンプの申請前にやっている作業でした。
画像を1枚ずつ切り分けて、背景を透明にして、大きさをそろえる。
何時間もかかる作業です。
Canvaがない時代は、Illustratorなどのグラフィックソフトじゃなきゃ作れなかったけどね。
いい時代です。
これを楽にできないかと話しながら進めたら、その場で道具ができました。
それから「こういうのがあったらいいな」と思うたびに作るようになって、いまは毎日のように、自分の仕事の道具をAIと一緒に作っています。
AIに書かせた部分と、自分で書いた部分
本文の下書きの9割は、AIに書いてもらいました。
ここは正直に書いておきます。
ただ、AIが書けるのは「よくある言い方」までです。
私が仕事の上て質問を受けた方が何につまずくのか、私が何にイラっとしたのか、どの画面でやめてしまったのか。
それはAIには分かりません。
そこで、こうしました。
・無料で使えるAI(本の中ではClaudeを使っています)を実際に開いて、本に書く手順を自分で全部やってみる
・返ってきた文や画面を、そのまま本に載せる
・下書きに、自分が言いそうにない言葉が混じっていたら、全部書き直す
実は、いろんな場面でのスクショを一応細かく撮っておいたんです。
そしたら、ヒトミさん!ナイス!
とClaudeちゃんに褒めてもらいました。
これあった方がいいかな。
この場面では私の本当の気持ちは○○なんだよね~
など、結構つっこんだ話をしてコンテンツを積み上げていきました。
たとえば本の中には、AIが返してきた絵文字だらけの告知文が、そのまま載っています。
「少人数制でアットホームな雰囲気」という、私が一言も言っていない文が入っていた画面です。
うまくいった例だけを並べても、読む人の役には立たないですよね。
こういう時はこう答えればいいよ!という言葉集も入れました。
質問するのになんていえばいいかわからない。
そう、言語化するのが難しいんだよね…
でも秘策があるんです!それは、…
というようなことも書かれています。
書き上がったのは約7万字です。
中心にあるのは、自分で試した記録と、AIとの実際のやり取りをそのまま載せた部分でした。
タイトルは3回、表紙はAIのイラストごとボツ
タイトルは、最初は「ド素人の50代のための、」でした。
でも、これでは何のド素人か分かりません。
「AIのド素人の50代のための、」にしたら、今度は「の」が続きすぎる。
最後に「50代AIド素人のための、」に落ち着きました。
表紙も、最初はAIで作った女性のイラストが大きく入っていました。
見た瞬間に「AIで作りました感が強い」と思ってやめました。
いまの表紙には、読む前の人の独り言が3つ並んでいます。
「AIって、何て聞けばいいの?」
「頼んだのに、思ってたのと違う答えが返ってきた」
「この年から覚えるのは、もう無理」
この3つは、私がこれまで、何人もの方から聞いてきた言葉です。
そして、Canvaで整えました。
AIが速くしたのは、手を動かす部分だけ
AIを使えば、たしかに速く書けます。
けれども、速くなったのは「手を動かす部分」だけでした。
誰に向けて書くのか。
何を書かないのか。
どの体験を出して、どの体験は出さないのか。
ここは、最後まで自分で決めるしかありませんでした。
自分が経験してきたことを書いていくから、1ミリも整合性が合わないってことがあったら気持ちが悪いので。
そこが違ったら価値がないものを世に出すことになる。
1日に何十回も「これでいいのか」と考えて、そのたびに書き直しています。
「AIで簡単に本が量産できます」とは、私には言えません。
本当に大変な作業です。
手を動かす部分をAIに渡して、決める部分に自分の時間を使う。
その分け方が分かったことが、いちばんの収穫でした。
清書しました~って言ってくれても、ほんとに?と疑って、Wordで200ページをチェック。
言っていること、やったことは全部私の経験から話したこと。
この200ページのWord。
誤字脱字、表現のゆれ。
自分で確かめる。
これに時間をかけました。
このようなブログを書くということの「何百倍も責任があることだな」って感じました。
人がやることとAIがやること。
これが分けられたら、とても人生が軽くなる♪
そしてこれは、本を書くときだけの話ではありません。
昨年末に書いたきり忘れている目標に気が付いたから、期限を決めました。
それが9月27日でした。
満月。
私の新月から満月に向かってやり切った記録。
『50代AIド素人のための、覚えなくていいAI完全ガイド』
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「経験を誰かの役に立つために残しておく」お手伝いがまた一つ、できるようになりました。

『50代AIド素人のための、覚えなくていいAI完全ガイド』
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