「相手の立場に立って考えよう」とよく言われますが、実際にはなかなか難しいものです。
特にビジネスの場では、相手の気持ちや状況に共感する力が必要不可欠です。
ビジネスを提供しようと思うあなたなら専門性は高いはず!
技術力は高いことはわかってるんだけど、なんで自分のビジネスに反映されないんだろう…
人は感情の生き物ですから、まだ感情が動くというところまで行きついていないのかもしれませんね!
感情が動くまでには接触頻度も大事で、その接触がリアルなのかオンライン、特にInstagramやFacebook、XなどのSNSなのか、動画なのか。
たまたまあなたの発信を見て、確かに専門性は高そうだから効果はありそうだと思ってもらえたとしても、売り上げはもちろん、リストにつながるようなこともない…
なんでだ?
もしかしたらそれはあなたの発信が「自分が伝えたいこと」が主で、見ている人が「知りたいこと」ではないのかもしれません。
そうなると、冒頭の「相手の立場に立って考えよう」ということに戻ります。
その人が知りたいことを伝えようとしていたか…
そういう視点で再度、自分の発信を見つめてみてください。
やることが多すぎてなかなか集中できないという方は、まずはやることの優先順位をつけてみてください。それについてはこちらの記事で!
もし、そういった意味で自分が伝えたいことが主だったなとお思いでしたら、「共感力の強化」をしていただくといいのではないかと思います。
ということで今回は、共感力とは何か、その高め方・強化することについて考えてみましょう。
共感力とは何か?
共感力とは、相手の気持ちや状況を理解し、その立場に立って物事を考える力のことです。
ビジネスの世界では、共感力が高い人ほど信頼され、お客様やパートナーに選ばれやすくなります。
なぜなら、共感力がある人は相手のニーズを深く理解し、その解決策を的確に提案できるからです。
では、共感力を高めるにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、相手の立場を理解するための2つのアプローチを知ることから始めましょう。
共感の2つのアプローチ
共感のアプローチには2つの方法があります。
自分だったらどうか?
一つ目は、「自分だったらどう感じるか」と想像してみる方法です。
相手の立場に自分を置き換えてみることで、その状況における感情や行動を考えることができます。
この方法は、相手の問題に対する具体的な解決策を見つけるときに役立ちます。
相手の見ている景色を感じる?
二つ目は、「相手が見ている景色を感じる」ことです。
この方法では、相手の気持ちや考えをそのまま受け入れ、評価や判断を加えずに感じ取ります。
例えば、相手が話しているときにただ耳を傾け、その感情を共有することです。
このアプローチは、相手に「理解されている」という安心感を与えます。
共感力を高めるためには、この2つのアプローチをうまく使い分けることが大切です。
まずは、相手の見ている景色を感じることから始め、状況に応じて自分ならどうするかを考えていきましょう。
共感力を高めるためのステップ
共感力を磨くには具体的なステップが必要です。
以下の3つのステップを日常で実践してみましょう。
ステップ1. 相手の話をじっくり観察して聞く
共感力を高める第一歩は、相手の話をじっくりと観察しながら聞くことです。
相手の表情や声のトーン、仕草などに注意を払い、言葉だけでなく全体の雰囲気を感じ取ります。
たとえば、お客様が商品に不満を持っている場合、表情や話す速度、声のトーンからその不安や不満の原因を感じ取ることができます。
このステップでは、相手の気持ちに共感しやすくなるだけでなく、相手が抱えている課題やニーズを深く理解できるようになります。
お客様への対応だけではありません。
ビジネスをしているあなたも、生活者のあなたもどこかにスイッチがあって共感力のオンとオフがあるというわけではありませんよね!
いつでもどこでも同じあなたでいることが大事で、共感力は人間力をあげることとイコールですね!
また、オンラインならその共感力について体感できないんじゃないかと思うかもしれません。
動画ならその話し方の端々に共感力の高さは、にじみ出てしまっています。
文章だけでも、その共感力は、にじみ出てしまっています。
ステップ2. 質問して気持ちを引き出す
共感力を育てるためには、相手の気持ちや考えを引き出す質問をすることが大切です。
ただし、質問はあくまで「相手の気持ちを知るため」に行います。
たとえば、「どう感じていますか?」「そのとき、どんな気持ちでしたか?」といった質問をすることで、相手は自分の心の内を表現しやすくなります。
このような質問を通して相手の気持ちや状況を知ることで、相手に寄り添ったアドバイスやサポートができるようになります。
ここでは、すぐに自分の意見やアドバイスを伝えるのではなく、相手の話にしっかり耳を傾けることが重要です。
ステップ3. 想像して自分ならどうするかを考える
最後に、相手の立場に立って「自分だったらどうするか」を想像してみましょう。
このステップは、具体的なアドバイスやサポートを考える際に役立ちます。
ただし、自分の意見を押し付けるのではなく、「自分ならこう感じるけれど、あなたはどう思いますか?」と相手の意見や気持ちを尊重しながら伝えることがポイントです。
このステップを取り入れることで、相手に対して思いやりを持ったコミュニケーションが可能になり、信頼関係を築きやすくなります。
共感力がビジネスにもたらす効果
共感力が高まると、ビジネスにおいてどのような効果が期待できるのでしょうか。
まず、共感力が高い人は相手から信頼されやすくなります。
お客様は「この人は自分の気持ちを理解してくれる」と感じると、自然と心を開き、長期的な関係を築こうとします。
これが、リピーターの獲得や口コミによる新規顧客の増加につながるのです。
また、共感力を持つことで相手のニーズに合わせたサービスや商品を提供できるようになります。
Aさんはこういうことでつまずきがちだから、Aさんがここで2度とつまずかなくする新しいサービス・メニューはこれだ!
そんな発想が生まれるはずです!
結果的に、信頼で選ばれていくあなたとなり、あなたが目指したいことへの道を切り開くことができます。
共感力を磨いて選ばれる存在に
共感力は、意識して育てることができるスキルです。
「観察」「質問」「想像」という3つのステップを日々のコミュニケーションの中で取り入れてみてください。
共感力が高まれば、お客様や周りの人々との信頼関係が強まり、ビジネスにおいても選ばれる存在へと成長していくでしょう。
共感力を高めることは、単に相手に優しくするだけではありません。
相手の本音やニーズを理解し、適切なサポートを提供する力でもあります。
今日から少しずつ、共感力を磨いていきませんか?
共感力を高めることで、あなたのビジネスがより豊かで信頼に満ちたものになるはずです。
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