自分のブランドを創る…
というといろんなイメージをされるかと思いますが、私がおすすめしたい「自分ブランド」は、目の前の人はもちろんのこと、これからつながる可能性のある人に「安心と信頼を寄せていただける」自分の人間性を高めていくやり方になります。
実に地道な作業で、今はまだ「できていない」自分に向き合っていくことになります。
でもこれを実際にやっていくことで、結果的に
「売り込まずに」お客様から選ばれていく自分になれる
ですから、地味な作業になりますが、コツコツ続けていける人になれます。
だから、自信がつきます!
その自信となる根拠となる行動をし続けてきたから。
自分がキラキラ目立つようなブランド創りをしたい方には、理解しがたい方法と思います。
まずは、そのような前提をお伝えしたうえでお話を進めていきますね!
自分ブランドを創る過程は様々ありますが今回は、お客様の心に響くブランドを作りたいと思った時の感情の動かし方を意識します。
あおったり、不安にさせたりとネガティブな感情を引き出して、共感を得ようということではありません。
ポジティブな感情、ポジティブな共感につなげるということが大前提。
心理学などを使って、言葉巧みに誘導することとは違います。
そうするためには、ポイントが5つあります
- 物語を語る
- 一貫したメッセージを伝える
- 感情に訴えるビジュアルとデザイン
- パーソナライズされた体験を提供する
- 他の人の声を活用する
今回は、ポジティブな共感を引き出せる自分のブランド創りに役立つ「5つのポイント」についてお届けしていきます。
1 物語を語る
物語、ストーリー…
なんだかワクワクしますね!
物語は人々を引き込み、あなたのブランドに感情的なつながりを感じさせることができます。
以下のポイントに注意して、あなたのブランドのストーリーを作りましょう。
❶個人的な経験をシェア
あなたがどうしてこのビジネスを始めたのか、どんな思いがあるのかを話します。
おそらく、どんなことよりも、あなた自身がここに至るまでにどんな経験をされてきたのか!というところが一番大事なポイント。
たとえば、
「子どものころから手作りが好きだった私は、大人になってもその情熱を忘れずに、独自の手作りアクセサリー作りを始めました。」
といったストーリーでは、夢が叶ってよかったね、でその先を知りたいという気持ちにはならずに離れていきます。
同じアクセサリー作りでも、自分自身や家族が金属アレルギーで悩んだ経験があれば、身に付けても安心しておしゃれの幅を広げたい、広げてあげたいと思った決定的な出来事があったはずです。
「だからこれを私の仕事にしたんです」
その理由に共感できれば、もうちょっと知りたいなと思ってもらえます。
❷お客様の成功体験を紹介
実際のお客様の声や成功体験をシェアします。
たとえば、前出のアクセサリー作りの場合でお伝えすると…
「このアクセサリーをつけることで、自信が持てるようになりました!」
「おしゃれの幅が広がったので、外出が楽しくなりました!」
など、というお客様の声を紹介します。
「自信がない自分からそのアクセサリーを身に付けることで、自信を取り戻した自分になれた」
というのは大きな感情の変化ですね!
感情を動かすほどの、圧倒的な何かがないと、共感につながりません。
あなたがそのビジネスを始めた理由は何ですか?
またそのビジネスを通して、お客様がどんな未来をすでに手に入れていますか?
ぜひ、この機会に言語化してみてくださいね!
そうして言語化できた文章は、あなたのホームページのプロフィールで活用できます。
また実績としてお客様の声があれば、そのエピソードをブログ記事として残すことができます。
お客様の声のページはありますか?
お客様の声のページはその声だけを集約しているイメージなので、そこに至るエピソードまで掲載となると雑多な感じに見えてしまいます。
お客様の声のページがあることが前提で、そのお客様の許可が得られるようならこのようなブログ記事として残しておくというのも良いかと思います。
例えばこのような感じ。
“誰のためにそれを残すのか…”
その姿勢があなたのブランドになっていくと確信しています。
2 信頼されるブランドを作る=一貫したメッセージ
一貫したメッセージはお客様との信頼関係を築き、長期的なファンを獲得するための基盤となります。
まわりにこんな人、いませんでしたか?
あの人の前では〇〇と言って、この人の前では△△と言っている人。
または、部下には〇〇と言うのに、上司には△△と言ってしまう役職を持った人。
伝える人によって言葉が変わる人ですね。
自分のブランドというのは、起業しているしていないにかかわらず、意外と日常生活の中でも一貫した言葉を使っているかどうか!ということでその人のイメージとつながってしまいます。
人間性・人間力・人格力とも言えますね。
以下のポイントに注意して、あなたのメッセージ=言葉を作りましょう。
赤字についてあなたの場合を一度考えてみてくださいね!
❶コアメッセージを定義する
ブランドの中心となるメッセージを明確にする
私の例:「私のサービスは、特に女性の経済的・精神的な自立を支援します。」
あなたのコアメッセージは?
❷全てのコミュニケーションで一貫性を保つ
メルマガ、SNS、ブログ、ウェブサイトなど全てのチャネルで同じメッセージを伝える私の例:どのプラットフォームでも「自立」と「支援」を強調する
あなたの現状は?
❸ビジュアルとメッセージの一致
ロゴやカラースキームなどのビジュアル要素がメッセージと一致していることを確認する
私の例:明るいデザインを採用し、前向きなメッセージと調和させる
あなたのイメージはどのメディアでも一致したアイコンで、メッセージはビジュアルと一致した内容ですか?
❹メッセージを繰り返す
定期的に同じメッセージを繰り返すことで、覚えてもらいやすくする
私の例:毎月のメルマガやSNS投稿で「経済的・精神的な自立」につながる事例を紹介する
あなたのメッセージは定期的に繰り返されていますか?
❺フィードバックを受け入れる
お客様からのフィードバックをもとに、メッセージの改善を図る
私の例:アンケートやコメントを活用し、発信に活かす
あなたのお客様からのフィードバックは活かされていますか?
ラスタイルデザインでは「共感される発信を継続する」というメッセージを常に強調しています。
これにより、お客様が私のサービスを選ぶ際に、自分の価値観と一致していると感じていただけるのです。
この一貫性が、実際にご活用いただく理由の一つとなっています。
3 感情に訴えるビジュアルとデザイン
ブランド作りにおいて、ビジュアルとデザインが果たす役割は非常に大きいです。
特に、ポジティブな感情を引き出し、共感を呼ぶためには、ただの美しさや見た目の良さにとどまらない深いアプローチが必要です。
❶色で感情を引き出す
色は感情に強い影響を与えます。
たとえば、青は信頼感や安心感を与え、黄色は楽しさや元気を感じさせます。
ブランドのビジュアルにおいては、ターゲット層が抱く感情や期待に応じた色を選ぶことが大切ですね。
「自分が好きな色がターゲット層に響くかという視点で一旦考えてみる」
もちろん、その色の影響は自身も受けることになるので、自分もテンションが上がってターゲット層にもそのサービスに似合っているかのバランス感覚は必要ですね!
❷感情を呼び起こすフォント
フォントも感情に大きな影響を与えます。
丸みを帯びたフォントは、優しさや親近感を感じさせ、一方でシャープなフォントは、信頼感やプロフェッショナル感を伝えます。
ツールによって使用できるフォントが決まっていたりするのですが、安っぽいよくあるベーシックなフォントを選ぶと、やっぱり安っぽく思われます。
「自分が好きなフォントがターゲット層に響くかという視点で一旦考えてみる」
デザインの選択がターゲットの感情と一致するよう心がけましょう。
デフォルトのフォント以外で自分のブランドイメージに近いフォントって何だろう?
様々なフォントをあててみて、しっくりくるものを選んだらそれを使い続けてみることをお勧めします。
❸物語をビジュアル(写真・動画)で語る
物語を語るビジュアルは、ブランドのメッセージを深く伝える手段です。
様々な場面でイラストや写真を使うと思いますが、視覚的にストーリーを伝え、感情的なつながりを築くことができます。
ビジュアルは単なる装飾ではなく、ブランドの物語の一部として機能します。
写真は様々な加工ができたとしても、動画は特に、嘘がつけない。
これからの時代は動画で自分のブランド認知を進めることが大事になってくると考えます。
❹顧客の体験をビジュアル化する
顧客がブランドとどのような体験をするのかをビジュアルで表現することも重要です。
例えば、商品の使い方やサービスの流れをイラストや写真で示すことで、顧客は実際の体験をイメージしやすくなります。
その他には、予約の流れ、体験の流れなども、イラストや画像があることで、あなたのブランドに対する信頼感が増し、ポジティブな感情が引き出されます。
あなたのサービスを購入したいと思っても、この申し込みをした後どんな展開が待っているのかを、ビジュアル化してあれば、顧客候補の方の不安は解消されます。
❺ビジュアルでの一貫性を保つ
ブランドのビジュアルは、一貫性が重要です。
ロゴ、カラー、フォント、画像など、すべての要素が統一されていることで、ブランドのアイデンティティが強化されます。
一貫したビジュアルは、ブランドに対する信頼感を高め、顧客の記憶に残りやすくなります。
ポジティブな感情を引き出すためには、ビジュアルとデザインが感情的なつながりを作り出すことが不可欠です。
これにより、ブランドのメッセージがより深く、より心に残るものとなり、顧客の共感を呼び起こすことができるのです。
ラスタイルデザインでは「どのメディアでも同じ色とデザインで」ということを常に強調しています。
これにより、お客様がサービスを選ぶ際に、安心感を感じていただけるのです。
この安心感が、実際にご活用いただく理由の一つとなっています。
また、SNSのプロフィール写真ですが、イラストや動物、風景、好きなタレントなどを使用している場合は、速攻で、リアルなあなたにしてくださいね!
実在していないようなイメージを与えます。
実在していないものにたいして信頼できるかどうかと言われれば、それは信頼できないというのが本音。
さぁ、あなたのすべてのメディアの総点検をしてくださいね!
4 パーソナライズされた体験を提供する
あなたのお客様により心から喜んでもらえるための「パーソナライズされた体験」=「個別対応」について。
お客様一人ひとりに合わせたサービスを提供することで、もっと親しく、もっと大切に感じてもらえる方法をご紹介します。
❶お客様の名前を呼ぶ
メールやメッセージの最初にお客様の名前を使うだけで、ぐっと親しみやすくなります。
「こんにちは、ひとみさん」と私も呼びかけられたら目が止まります。
呼びかけることで、お客様は特別に扱われていると感じることができます。
このちょっとした工夫が、お客様との距離を縮める大切なステップです。
❷お客様の意見を取り入れる
お客様からの意見やフィードバックはとても貴重です。
それを参考にして、サービスや商品の改善を行うことで、お客様は自分の意見が大切にされていると感じるでしょう。
たとえば、「こんなサービスがあればいいな」といった意見を取り入れることで、さらに喜ばれること間違いなしです。
❸ 特別なプレゼントやオファー
お客様一人ひとりに合わせた特別なプレゼントや特典を用意することで、感謝の気持ちを伝えることができます。
たとえば、誕生日に特別なギフトを送るなど、お客様が特別扱いされていると感じることで、より深い信頼関係を築けます。
お客様一人ひとりに心を込めたサービスを提供することで、信頼と満足度がぐんと高まります。
ぜひ、これらの方法を取り入れて、お客様に喜ばれる体験を提供してみてください。
5 他の人の声を活用する
信頼性や共感を得るためには、他の人の声を効果的に活用することがとても重要になってきます。
自分が自分のことをどれだけ叫んだとしても、その言葉のすべてが「信頼できるか」といえば、
????
なんですよね、残念ながら。
❶お客様の声を集める
お客様の体験談やレビューは、あなたの信頼性を高める強力なツールです。
実際のユーザーの成功体験や感謝の言葉を紹介することで、見込み客に「この商品・サービスは本当に役立つのだ」と納得させることができます。
特に具体的な成果や改善点を述べるレビューは、説得力が増します。
いいことばかりを並べる方が怪しいなぁ…と思われる昨今(;^_^A
お客様の声を集めるための「アンケート用紙・アンケートフォーム」の用意をしていますか?
❷ケーススタディを共有する
問題解決の過程や結果を示すことで、読者は自分自身の状況に置き換えて考えることができ、感情的に引き込まれます。
その「過程」をなんの躊躇もなく示してくれているのを見ると、自身の状況に変換できることもそうですが、信頼できると思いませんか?
そこまでやるのっ⁈
そこまで見せてくれるの?!
っていうイメージです。
❸ ユーザー生成コンテンツを促進する
お客様自身が作成したコンテンツ、例えばSNSでの投稿やブログ記事なども有効です。
これらのコンテンツは、リアルでありながらもブランドへの自然な愛着を示すもので、第三者が見た時の信頼性を高める役割を果たします。
❹体験談のインタビューを掲載する
顧客とのインタビューを通じて、彼らの経験や感想を深く掘り下げることができます。
インタビュー形式でのコンテンツは、詳細な情報を提供し、より深い感情的なつながりを生むことができます。
以前インタビューを音声で発信したことがあります。
意外と、みなさん聞いてくれていた印象です。
いかがでしたか?
他の人の声を活用することで、あなたのメッセージがより信頼性を持ち、感情に訴えかける力が強化されます。
お客様や専門家の声を積極的に取り入れて、あなたのビジネスの価値を伝えていきましょう。
まとめ
自分のブランドを作るとき、その感情を使うとお客様の共感につながるブランドを作れます。
あおったり、不安にさせたりとネガティブな感情を引き出して共感を得ようということではなく、ポジティブな感情、ポジティブな共感につなげるということが大前提。
そうするためのポイントを5つご紹介しました。
「1. 物語を語る」では、自分のコアを語ること、お客様とのエピソードを大切にすることなど。
「2. 一貫したメッセージを伝える」では、結局は人間力が要ということ。
「3. 感情に訴えるビジュアルとデザイン」では、統一感が大事ということ。
「4. パーソナライズされた体験を提供する」では、「個」を意識すること
「5. 他の人の声を活用する」では、信頼度を高めるために第三者の声を大事に活用すること
をお伝えしてきました。
基本となる考え方としては、やはり、
「お客様を勝たせる、成果・効果・結果を提供すること」を
どれだけ自分のど真ん中の大黒柱にできているかということではないかと思います。
そうできないのには、自分の中にどうしたら儲かるだろうか、損しないだろうか、ラクできるだろうかというような「欲」がまとわりついているから。
私もそうだったんです、人間ですから!
うまくいかないなぁという時は、たいがいそういう思考で頭の中が占領されています。
どうやったらそのお客様を喜ばせることができるか!
その思考から生まれる行動があなたのブランドになっていきます。
お客様を喜ばすにはどうしたらいいか?
お客様を輝かせるためには私に何ができるか?
そういうことに集中すると、意外にも、勝手に売り上げはついてきます。
ちゃんと、売り上げは上がります。
もしそれを信じていただけたなら、「欲」は一旦、駿河湾の深海2,000メートルに鍵付きで沈めてください。
そして、あなたのブランディング活動、がんばってください。
ビジネスでなくても、地域でも、家庭でも、一貫した人間性でいられるかどうか…
そのためには
「なんのためにこのビジネスをスタートさせるのか」
という問いかけへの回答がそもそも共感に値するかどうか…
そこがスタートラインになりそうですね!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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