本日は、2020年9月18日金曜日。
今から4年前の2016年9月19日に「親子カフェピクニック365カフェ」がグランドオープンとなりました。
2016年の9月18日、グランドオープン前日ワクワクが止まらなかった記憶。
そもそもグランドオープンと言いながら、設備が完全には揃っていない状況。
そのような不便な中で、お客様に喜んでいただくためにはどうしたらいいだろうと常に考えていました。
あれから様々なことがあり、私自身が提供できるサービスは変化いたしましたが、親子カフェ事業を経営したことで学んだこと、3つ厳選して残しておこうと思います。
夢は叶えるためにある
ふるさとの問題解決のために是非実現したかった…
今のお母さんたちの不便さを、丸ごと解消する場所を作りたかった…
何があっても前向きに進む私の後姿を、子どもたちに見ていてもらいたかった…
情熱でモノゴトを動かしたかった!
何しろ私自身にはコネも資金もなかったので、当時通っていた創業スクールでタイアップしていた信金にプレゼンに行ったのを皮切りに、商工会議所でプレゼンしたし、政策金融公庫でもプレゼンしたし、なんなら県内の有力政治家にもあってプレゼンしたし。
最終的にそんな私を見かねたとある方のご紹介を受けて創業スクールで紹介された信金ではないところで採用していただきました。
この事業を立ち上げていく費用の1500万円が自分の目の前を通過していきました。
お~
やらかしたな私。
人生は自分のストーリーなどと言いますが、まさに「こんなことが起こるんだぁ」と背中に羽が生えたように軽い気持ちで過ごせた立ち上げまでの時間。
準備不足も甚だしかったのですが、そんな私を心配してくれて。
今はミラサポ専門家の由美ちゃんが、「この先生に相談してみようよ」と自分の相談枠を私に変更してまで気遣ってくれて、今の今までお世話になっている襷プロモーションの森山先生とつないでいただきました。
これが無かったら、とっくに死んでいたと思います。
夢の実現にはやっぱり周りの人の力があってこそ。
どんな「夢」でも、支えてくれた誰かの存在があるのだと思うと感謝せずにはいられません。
苦境だから楽しみを見つけることができる
プレオープンからグランドオープンへ、順調とは言えませんでしたが家族が全協力体制でいてくれたことが何よりうれしかった毎日。
子どもたちと始めた親子カフェ。
でも、家族内の事情があり、私一人で営業しなくてはいけない事態に。
そんな時に顔に負ったケガ。
不運って続くんだ…と思いながらも、来てくださるお客様には気持ちよく遊んでいっていただきたいと。
苦境だ不運だと思っていると、考えすぎてやることばかりが積み重なり、寝る間がなくなり、更には思考が停止。
どうしたらいいかわからない…という停止してしまっている思考の時には、「それ楽しいこと?」と自分に問いかけてみる。
自分の夢を叶えたはずなのに、楽しくない…
楽しくするためにはどうしたらいいだろう…という風に投げかけます。
その結果、3日くらい連続して休む。
好きなことをしながら遊ぶ。
こんな風に過ごすと、楽しい仕事がしたくなります。
今もし、自分で選んだ仕事が楽しくないと思っているようでしたら、思い切って3日お休みを取ってみてください。
長い一生です。
どんなにお金に困っていても3日くらいのお休み、あとの生産性を考えたら楽勝です♪
遊ぶ時間が自分の余白、のりしろを作ります。
夢を叶える決断よりやめる決断が1000倍苦しい
レギュラーの親子カフェから、私の強みを生かしたWebがわかる親子カフェと、若干内容をずらしながらも1人で営業できるスタイルを作って頑張っていきました。
起業したい女性のコワーキングスペースとしての機能も兼ね備えるようになっていたところ、今度は孫を2人育てるという役目なり。
それでなくても1日数時間の睡眠でまわしていたところの現役2度目の子育て。
というか孫育て。
これがなかなか厳しいものがあり、保育園への送迎くらいならなんとかなるものの、おむつを洗って乾かして翌日持たせる…の毎日。
連絡帳に2人分毎日様子を書く。
その当時、徹夜の日も結構あったので、「連絡帳を書く余裕がなくてごめんなさい」と先生に何度あやまったことか(-_-;)
睡眠が足りていないと変なテンションになるし。
気が狂いそうになる3秒前くらいの状態が半年くらい続いていました。
その半年、止めるべきか続けるべきか、連日悩み続けていました。
やっと出せた結論が「未来のある孫のお世話を優先しよう」と。
決断できたのが2017年3月。
まぁ、とにかくあっという間の時間でしたがこの期間で経営もさることながら、それ以外のことも多く学ばせていただきました。
この辞めるということを決めるのは、離婚の時の決断よりも正直怖かった。
結婚を決めるより、離婚を決めるのは10倍難しいと言われますが、事業をたたむことはその1000倍難しい。
両方経験しているだけに、なかなかの説得力ですね(笑)
ですから、よく言われる「苦渋の選択」という言葉の奥にある苦さは、経験した人じゃないと計り知れないものだと言えますね。
まとめ
草案、立案から親子カフェ事業撤退までの2年間の中で、厳選して3つ書き残してみました。
この経験は私自身を深い境地に連れていってくれた出来事。
祈って叶って終わってみて、それまでの私より数倍深みが増して「自分軸」を作ってもらいました。
「自分軸を整える」などど言いますが、その軸を整えるということは、小手先の手法などではなく、経験が導いてくれると確信したところです。
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